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複式簿記も一つの技術です。理論を学ぶことが先決です。理論で全体が分かれば、仕訳など個々の技術を能率良く習得できます。本書では、総勘定元帳、試算表、損益計算表および貸借対照表の仕組みも理論的に説明しています。本書は、数ある簿記会計書をよく理解するための「わからないところがわかる本」としてお役に立てるものと信じます。(本書「はじめに」より)
第1部 準 備
第1章 ようこそ会計の世界へ
1 理論、実務および倫理のトライアングル
2 複式簿記のどこが、どうむずかしいかを答えられない
3 説明は、イメージしやすい時間を軸に
第2章 複式簿記の入力と出力
1 会計の三つの機能
2 三つの機能とワークフローの対比
3 仕訳、仕訳日記帳、データベース、レコードの相互関係
4 譬えとしての山登りとデータの要約
5 技術の発展と複式簿記
6 三つの機能(記録、処理と保管、報告)とは
7 三つの機能(1);記録
8 三つの機能(2);処理と保管
9 三つの機能(3);報告
第2部 入力とは、仕訳日記帳の作成
第3章 かつて財務報告には財産目録しかなかった
第4章 財産目録から貸借対照表へ改良
1 貸借対照表とは
2 大西洋をまたぐ貸借対照表
第5章 貸借対照表の作成法が、実地棚卸法から継続記録法へ改良
1 小動物の体重変化のウオーターフォール分析
2 現金勘定残高のウオーターフォール分析の例
3 仕訳日記帳もどき(・・・)による貸借対照表の作成
4 仕訳日記帳もどき(・・・)から貸借対照表が!―エクセルでの説明
第6章 損益計算書にも対応できるように複式簿記へ改良
1 本章でのワークフローによる見える化
2 勘定科目一覧表
3 不等価交換も含む仕訳日記帳
4 残高試算表
5 複式簿記による貸借対照表
6 複式簿記でないとできない損益計算書
7 取引とバリューフロー
第7章 複式簿記の仕訳ルールを覚える方法
1 仕訳の5要素
2 仕訳のルール
3 組み合わせ表を暗記して仕訳を覚える
4 ……へ(to)、……から(from)で覚える
5 プラスとマイナスの乗算で覚える
6 プラスとマイナスの増減で覚える
7 プラスとマイナスで覚える
【練習問題】
第3部 エクセルではちょっと無理。仕訳日記帳から出力まで
第8章 仕訳日記帳からエクセルソートで総勘定元帳まで
1 ワークフローの概要
2 仕訳日記帳
3 総勘定元帳
4 さらに改良した総勘定元帳
5 取引の並び順がポイント
第9章 エクセルソートと小計で複式簿記――エクセルの「ソートと小計」機能で残高試算表を作成
第10章 エクセルピボットテーブルで複式簿記
1 ワークフローでの説明対象を明確に
2 貸借金額をマイナス表示に
3 ピボットテーブル機能を使う
4 残高試算表の出力
5 損益計算書
6 貸借対照表
第11章 エクセルSUMIF関数で複式簿記
1 SUMIF関数によるソートのワークフロー
2 合計試算表
3 残高試算表
4 損益計算書
5 貸借対照表
6 SUMIF関数の例題
第4部 エクセルを超えた本当の簿記会計
第12章 これが会計ソフト――DBMSのSQL文で複式簿記
1 はじめに
2 どれか一つの入力画面からの入力でも、仕訳日記帳データベースが更新されます
3 SQL文での読み取り
4 総勘定元帳の作成
5 合計試算表の作成
6 残高試算表の作成
7 損益計算書の作成
8 貸借対照表の作成
9 データベースとは
10 物理テーブルと論理テーブル
第13章 手書きでもなんとかできます。複式簿記
1 合計残高試算表
2 精算表
【練習問題】
第5部 いざ、初めての会計実務へ
第14章 月末や年度末をまたぐ記帳
1 日本の暦に慣れてください
2 どうしても会計ソフトが必要な理由
第15章 小口現金と経費精算
1 はじめに
2 引継ぎに当たっての確認事項
3 会計ソフトでの内部統制
4 支払実務(1)
5 支払実務(2);仮払金で多めに渡し、後日に精算する方法
6 定額資金前渡制度
第16章 支払い実務と預金出納帳