『逐条詳解 不動産鑑定評価基準』
黒沢 泰 著A5判・520頁
定価:4,400円(税込)
ISBN 978-4-901431-80-4 C2034
2009年7月発行
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鵜野 和夫(税理士・不動産鑑定士)「推薦のことば」より
“基準にはもっともらしいことが書いてあるなぁ、なるほどなぁ、とお経のように読み終えた人が、不動産鑑定士のなかにも多いであろうし、私もその一人であった。また、基準が改定される度に、その解説書が出版されたが、その多くは基準の要約にすぎないものであった。
本書では、基準の各項目について、まず、理論面からの解説によって、具体的な例を示しながら、不動産鑑定士以外の人にもわかるように基本を踏まえて親切丁寧に解説している。そして、実務面からの解説を加え、各項目が鑑定評価の実務にどのように関連しているかを実例を引きながら説明しているのも、また本書の特色をなしている。また、基準改定の変遷についても、改正の根拠を踏まえて記述されており参考になる。
本書を読んで頂きたい方は、まず私を含めた不動産鑑定士である。そして、これから不動産鑑定士を目指そうとしている方々にも大いにおすすめしたい。”
本書の特徴-(著者「はしがき」より)
1.基準の配列に沿って逐条的に解説したこと。このため、必要な都度該当個所を参考にしたいという読者のニーズにも応えられること。
2.不動産の鑑定評価においては、理論と実務が両輪をなしていることから、総論の解説部分もすべてこの両面から取り上げ、相互の関連が具体的に理解できるように努めたこと。
3.基準のなかで理論的色彩の強い個所(価格原則、試算価格の調整等)についても、実務への活用を意識しながら執筆したこと。
4.各論については実務的な色彩が強いことから、その解説は実務に沿ったものとしたこと(各論の見出しも単に【解説】としてある)。
5.当初基準の設定時(昭和39年3月)から現行基準に至るまでの改正の経緯および要点が明らかになるような記述を心がけたこと。
6.不動産鑑定士以外の方々も含め、基準の趣旨や考え方を幅広い層の方々に理解して頂けるよう配慮したこと。